LOUVRE - DNP MUSEUM LAB
LOUVRE - DNP MUSEUM LAB
  • ラボの情報をいち早くキャッチ! メール配信登録はこちら
  • Museum Lab Scenes
  • 東京-パリ:2つのLDML
  • 来館者の声
  • 主催
  • LOUVRE
  • DNP
開発テーマ
ルーヴル - DNP ミュージアムラボ 第5回展 ファン・ホーホストラーテン≪部屋履き≫問い直された観る人の立場
ルーヴル - DNP ミュージアムラボは、ルーヴル美術館とDNPがお互いのノウハウを集結し、展示ごとに特別に考案されたマルチメディア・ツールを活用することによって、美術館におけるメディアシオンのあり方について試みる場です。第5回展では、次のテーマのもとに開発を行い、美術館のメディアシオンについての新しい提案を行っています。
観覧者一人ひとりが、作品との対話を深めたくなる展示設計
第5回展では、展示全体を通じて個人的な関心や好奇心を喚起するような演出を行い、知識を得るだけでなく、観客としての自分の立場を問い直したり、作品との関係を築いていく面白さや価値を自ら感じ取っていく体験となるよう観覧者を誘うことを試みています。
たとえばディスプレイを操作する前に、作品に関する「問いかけ」がなされ自問自答を促すきっかけが与えられます。また、展示室ではスクリーン上に表示された言葉から自分の印象・解釈を選択する機会が用意されていますが、振動を利用して指先を刺激するタッチパネルの採用により、選んだという行為が実感しやすい工夫がなされています。さらに、選ばれたすべての言葉は、選択された頻度に応じてグラフィック処理が施され、リアルタイムで会場内にプロジェクション=視覚化されます。作品との関係を独自に持てることを意識し、他の観覧者と印象・解釈を共有する体験を通じて、作品の新たな見方の発見を促せるのではないかと考えています。


作品の持つリアリティを体感できる空間への没入
「作品の中に入る」かのような演出が、作品との心理的な距離を縮めるだけでなく、描かれたものに自然と意識を向けさせ、絵画の造形的な特徴への理解を容易にするひとつの方法として、第3回展に引き続いてこのテーマに取り組んでいます。
第5回展では、作品を鑑賞したときに感じた「画面上の奥行感」を違和感なく体感するために、舞台の書き割りのように配置された「景」によって立体感を創出する、通称「2.5次元」の空間表現を採用しています。この表現をベースに、「景」と「景」をつなぐ床の連続性に留意した仮想空間を開発しました。
マルチメディアの介在をユーザーに感じさせない、さりげない情報提供
超小型プロジェクターと選択反射型ホログラムブラウザーを組み合わせた超小型映像装置を利用し、マルチメディアの介在を意識させない、さりげない情報提供が可能なシステムを開発しました。錯視を体験する再現模型に組み込み、肉眼で展示物を見ている視界に映像をオーヴァーラップさせて表示しています。また、使用に際して実物を見る行為を中断されることがないため、マルチメディアの導入で懸念されることの多い画面の輝度や機器の存在感の問題も解消され、展示空間にさりげなく設置できるのが特徴です。
作品を見ることから始まる、これまでにない発想の作品情報システムの開発
作品理解の鍵となる視覚的な特徴に気づかせることで、作品を美術史的に位置づけることができるよう鑑賞者を導けるのではないかとの仮説に基づき、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボ副所長石井裕教授とルーヴル美術館、DNPの3者による実験を開始、そのプロトタイプ版を第5回展で公開します。
作品に関する多様な情報の関連性を言葉を使わずに捜し、鑑賞のポイントを視覚的に学習できるシステムを目指しています。
ディスプレイの操作環境の快適化
マルチメディア・ディスプレイの操作をよりわかりやすく、快適に行っていただくためのひとつの試みとして、第5回展では、各ディスプレイの操作エリアの手前にウェイティング・ゾーンを設置しています。ここでは、映像、テキスト、ピクトグラムを組み合わせて編集した、役割の異なる複数の情報を一枚の壁面に効果的に掲示します。操作前のユーザーには、操作の説明、問題意識の喚起、順番待ちストレス解消の場として機能し、操作中のユーザーには他者の視線からの目隠しとしての機能が期待されるもので、その有効性を検証していきます。
ページトップ
HP掲載画像の無断転載を禁止します。
©2013 Louvre - DNP Museum Lab