LOUVRE - DNP MUSEUM LAB
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展示作品:よくある質問
ルーヴル - DNP ミュージアムラボ 第10回展 古代ギリシアの名作をめぐって ー 人 神々 英雄

皆様から寄せられた質問に、ルーヴル美術館の担当者が回答したQ&Aです。

・Q1. 把手が下のほうにあるのはなぜですか?何か機能として意味があるのですか?
・Q2. ヘラクレスの頭の凹凸は何を表現しているのですか?髪飾りですか?それともくせ毛を表現しているのですか?
・Q3. 署名など、銘の文字一つ一つが離れているのは、制作上、離れていた方が描き易かったからですか?
・Q4. アンタイオスのクラテルは、このままの形で見つかったのでしょうか?それとも破片を集めて修復したのですか?
・Q5. 当時のワインは赤ワインなのでしょうか?
・Q6. 壺に描かれている模様にはどんな意味があるのでしょうか?
・Q7. どこに置かれていたのでしょうか?
・Q8. 誰が使っていたのでしょうか?
・Q9. 元はどんな色だったのですか?
・Q10. どのように描かれたのですか?
・Q11. この形には何か意味があるのですか?
・Q12. 描かれている人物は誰ですか?
・Q13. 重さはどのくらいあるのですか?
・Q14. 何でできているのですか?
・Q15. どこで発掘されたのですか?
・Q16. 壺の内側は何色ですか?また絵も描かれているのですか?
・Q17. 当時の葡萄酒は現代のワインより、アルコール度数は高かったのですか?
・Q18. 葡萄酒には、水と香料が混ぜられたとありますが、どのような香料が用いられたのですか?
・Q19. 例えば、同じような作品を購入したい場合、いくらくらいなのでしょうか?
・Q20. 壺に書いてある数字はなんですか?(確認したところ、クラテル側面取っ手の下に748と書かれていました)
・Q21. 左の男性が足を乗せている台は何でしょうか?
・Q22. 表面と裏面の絵には関係があるのですか?
・Q23. 壺の容量はどれくらいあるのですか?
・Q24. どこで制作されたのですか?
・Q25. どういう経緯で作品が今日まで残ってきたのでしょう?
・Q26. この壺はどのように使われていたのでしょうか?
・Q27. この作品の作者は誰ですか?
・Q28. この作品が作られた背景を教えてください。
・Q29. 誰が所有し、使用していたのでしょうか?
Q1.把手が下のほうにあるのはなぜですか?何か機能として意味があるのですか?
クラテルの形は様々で、その取手の形によって、柱形クラテル、渦形クラテル、または本体の形によって、鐘形クラテル、萼形クラテルと呼ばれています。この作品のような萼形クラテルは、口が広がっているため、形を引き締めるためか、あるいはおそらく運びやすいように、取手が下方に位置しています。
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Q2.ヘラクレスの頭の凹凸は何を表現しているのですか?髪飾りですか、それともくせ毛を表現しているのですか?
丁寧に整えられたカールのある髪型が塗料を盛り上げて表されています。
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Q3.署名など、銘の文字一つ一つが離れているのは、制作上、離れていた方が描き易かったからですか?
銘のギリシア文字の間隔はだいたい一定しています。陶器画家や陶工によって、あるいは構図上、銘を入れるスペースによって、変わってきます。
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Q4.アンタイオスのクラテルは、このままの形で見つかったのでしょうか?それとも破片を集めて修復したのですか?
19世紀に発見された際には、クラテルは断片から成っていたと思われ、その後復元されました。現在の姿は1989年の修復の成果です。
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Q5.当時のワインは赤ワインなのでしょうか?
古代ギリシア人は、赤ワインを飲んでいましたが、白やロゼも飲まれていました。
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Q6.壺に描かれている模様にはどんな意味があるのでしょうか?
パルメット紋様などの装飾モチーフは、壺の異なる部分を際立たせ、装飾を構成する役割があります。
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Q7.どこに置かれていたのでしょうか?
クラテルは、シュンポジオン(饗宴)が催された広間の中央の床またはテーブルの上に置かれていました。
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Q8.誰が使っていたのでしょうか?
こうした陶器は、シュンポジオン(饗宴)の際にギリシア人が用いたものです。アンタイオスのクラテルのような壺は、エトルリア(イタリア)で数多く発見されています。富裕なエトルリア人が所有し、死後には副葬品として用いられました。
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Q9.元はどんな色だったのですか?
これが元の色です。
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Q10.どのように描かれたのですか?
装飾を施すために陶器画家は、通称「黒ニス」と呼ばれる顔料を塗りました。粘土を主成分とし、焼くと金属のような光沢を放つ黒に焼きあがります。
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Q11.この形には何か意味があるのですか?
壺の形は用途によります。クラテルは、中身を汲みやすいように口が広くなっています。
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Q12.描かれている人物は誰ですか?
ゼウスの子である英雄ヘラクレスが、巨人アンタイオスと戦っています。
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Q13.重さはどのくらいあるのですか?
約12kgです。
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Q14.何でできているのですか?
素材は粘土(陶土)です。
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Q15.どこで発掘されたのですか?
イタリアのチェルヴェーテリで発見されました。ギリシアの壺は広く古代世界に輸出されましたが、とりわけエトルリア(イタリア)で多く発見されています。多くのギリシア陶器は、エトルリアの貴族の墓から見つかっています。
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Q16.壺の内側は何色ですか?また絵も描かれているのですか?
クラテルの内部は装飾されていません。黒色で塗られ、5つの円の形だけが地の赤色のまま残されています。
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Q17.当時の葡萄酒は現代のワインより、アルコール度数は高かったのですか?
当時の葡萄酒のアルコール度数は、現在とあまり変わらなかったようです。
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Q18.葡萄酒には、水と香料が混ぜられたとありますが、どのような香料が用いられたのですか?
葡萄酒は、赤も白も、水で割って蜂蜜やタイム、シナモン、月桂樹のような香料を入れて飲みました。
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Q19.例えば、同じような作品を購入したい場合、いくらくらいなのでしょうか?
ルーヴル美術館に所蔵されている、こうした傑作とされる作品には値段を付けることはあまりありません。
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Q20.壺に書いてある数字はなんですか?(確認したところ、クラテル側面取っ手の下に748と書かれていました)
この番号は作品の所蔵番号です。この壺は、1861年にフランスが取得したカンパーナ・コレクション(La collection Campana)に由来し、CP748番として登録されています。
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Q21.左の男性が足を乗せている台は何でしょうか?
男性は壇に上がって双管笛(アウロス)を演奏しようとしています。ベマと呼ばれるこの台は狭いので、演奏者はその上ではほとんど動くことができません。
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Q22.表面と裏面の絵には関係があるのですか?
二つの場面は特に関係していません。ただ、アッティカ地方の赤像式陶器の「先駆者たち」と呼ばれる画家たちは、多くの場合、表面には神話場面を、裏面には日常場面を描いています。二つの場面は、把手の上に描かれたパルメット装飾で仕切られています。
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Q23.壺の容量はどれくらいあるのですか?
45リットルです。
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Q24.どこで制作されたのですか?
制作地はアテナイです。アテナイは陶器産業の中心地の一つで、市内の「陶工地区」には、陶器画家と陶工の工房がひしめいていました。
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Q25.どういう経緯で作品が今日まで残ってきたのでしょう?
19世紀のイタリア人収集家、ジャンピエトロ・カンパーナ侯爵が所有していました。彼は、数千に及ぶ古代の壺を所蔵し、カンパーナ・コレクションの一部は、1861年にフランス(ナポレオン3世)によって買い取られ、その後、ルーヴル美術館をはじめ、フランス国内の様々な美術館に収蔵されました。ルーヴル所蔵のギリシア陶器は、収集家の名にちなむ「カンパーナ・ギャラリー」で展示されています。アンタイオスの壺もこのギャラリーにあります。
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Q26.この壺はどのように使われていたのでしょうか?
宴会で葡萄酒を入れるために使われました。ギリシア人は、この壺で葡萄酒に水と香料を混ぜていました。
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Q27.この作品の作者は誰ですか?
壺の制作には二人の職人が携わっています。陶工エウクシテオスと、赤像式技法の先駆者であった陶器画家エウフロニオスです。
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Q28.この作品が作られた背景を教えてください。
紀元前6世紀末、アテナイの陶工の工房で作られました。発注した人の名前は分かっていません。
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Q29.誰が所有し、使用していたのでしょうか?
エトルリアの墓地から発掘されたこのクラテルは、おそらくエトルリアの貴族が所有し、宴会に使われていたと思われます。
・Q1. このポーズのヘラクレス像は、世界で何体ぐらい存在しますか?
・Q2. 手がとても大きいのはなぜですか?
・Q3. 左腕根元の継ぎ目は修復の跡でしょうか?それとも別々に作られた後に組み立てられたのでしょうか?
・Q4. ヘラクレスは何歳くらいとして表現されていますか?
・Q5. 後から発掘された右膝下は、いつ頃にどのような状況で発見されたのでしょうか?本体が発掘された場所と同じでしょうか?
・Q6. ヘラクレスは素手で戦いに勝ったことで有名であったとされますが、なぜ棍棒を持っているのですか?
・Q7. この像は、当時大量生産されていた装飾品だったのですか?
・Q8. ヘラクレスが休息している姿を表現しているそうですが、なぜ座らずに立ったまま休んでいるのですか?
・Q9. どうして休息するヘラクレスにはオリジナルがあり、それが紀元前4世紀に作られたとわかるのでしょうか?
・Q10. これらの展示作品は、ルーヴル美術館でも常設されていますか?
・Q11. ファルネーゼのヘラクレスはどこに現存しているのでしょうか?
・Q12. オリジナルでは林檎を持っているとのことですが、模刻では持っていないのはなぜですか?
・Q13. なぜ裸なのですか?
・Q14. どのように使われていたのですか?
・Q15. この人物は何をしているのですか?
・Q16. どのように作られたのですか?
・Q17. 作者は誰ですか?
・Q18. ポーズには何か意味があるのですか?
・Q19. 左手に持っているのは何ですか?
・Q20. 元はどんな色だったのですか?
・Q21. どこに飾られていたのでしょうか?
・Q22. 重さはどのくらいあるのですか?
・Q23. 修復された箇所はありますか?
・Q24. どのような経緯で収蔵されたのですか?
・Q25. どこで発掘されたのですか?
Q1.このポーズのヘラクレス像は、世界で何体ぐらい存在しますか?
今日では、25点の模刻と、コインに刻まれた例が数多く残されており、原作がヘレニズム時代やローマ時代にいかに人気があったかがうかがえます。
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Q2.手がとても大きいのはなぜですか?
ヘラクレスの手は体の大きさに比例しています。背中に回した手には、ヘスペリデスの園から持ち帰った黄金の林檎を持っていました。
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Q3.左腕根元の継ぎ目は修復の跡でしょうか?それとも別々に作られた後に組み立てられたのでしょうか?
この像は5つの部分をつなぎ合わせて作られています。胴体と右脚、左脚、右腕、左腕とライオンの皮、そして棍棒です。発見された際には3つの部分に分かれていました。左脚、左腕とライオンの皮、そしてその他の部分です。左腕とライオンの皮は、2つの小さな留め具で肩に接合されているのがわかります。右脚は、19世紀に修復されましたが、修復後に元の右脚が発見され、今はルーヴル美術館に展示されています。棍棒は別に作られました。台座は古代のものですが、この像のために作られたものではありません。
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Q4.ヘラクレスは何歳くらいとして表現されていますか?
ヘラクレスは壮年の姿で表現されています。12の功業を終えた晩年の姿です。
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Q5.後から発掘された右膝下は、いつ頃にどのような状況で発見されたのでしょうか?本体が発掘された場所と同じでしょうか?
本来の右足は、東京では展示されていません。1870年に、彫像よりも数ヶ月遅れてルーヴルに収蔵されました。彫像は、ルーヴルに収蔵される前に、ローマで古美術商のマルティネッティによって修復されました。彼は欠けていた右足をブロンズで修復し、また古代の台座を付け加えました。
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Q6.ヘラクレスは素手で戦いに勝ったことで有名であったとされますが、なぜ棍棒を持っているのですか?
棍棒はライオンの皮と同じく、ヘラクレスを象徴する持物だからです。
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Q7.この像は、当時大量生産されていた装飾品だったのですか?
この彫像は、大きさから判断すると、高価な装飾品であったと考えられます。
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Q8.ヘラクレスが休息している姿を表現しているそうですが、なぜ座らずに立ったまま休んでいるのですか?
彫刻家リュシッポスは、《ドリュフォロス》像や、《アポクシュオメノス》像などの古典時代の彫像の伝統にのっとって、ヘラクレスを立像で表しました。彼は、脇の下の棍棒に体重をかけているので、胴体と筋肉が少し不均衡になっています。リュシッポスは、座像のヘラクレス(《エピトラペジオス》)も制作しています。
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Q9.どうして休息するヘラクレスにはオリジナルがあり、それが紀元前4世紀に作られたとわかるのでしょうか?
この小像は、紀元前4世紀にリュシッポスが制作した、休息するヘラクレス像の模刻です。学術的、技術的研究によって、現存していない原作に由来することがわかっています。原作の存在は、文献や、この展覧会に展示されているような数多くの模刻によって知られています。
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Q10.これらの展示作品は、ルーヴル美術館でも常設されていますか?
ブロンズのヘラクレス像をはじめ、この展覧会に出品されている作品は、企画展に貸し出されていない時にはルーヴル美術館の展示室で公開されています。
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Q11.ファルネーゼのヘラクレスはどこに現存しているのでしょうか?
「ファルネーゼのヘラクレス」と呼ばれる有名な大理石像は、イタリア、ナポリの考古学博物館に収蔵されています。
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Q12.オリジナルでは林檎を持っているとのことですが、模刻では持っていないのはなぜですか?
ルーヴル美術館の休息するヘラクレス像も、もとは右手に林檎を持っていましたが、残念ながら失われています。
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Q13.なぜ裸なのですか?
裸体で表すことによって、ヘラクレスの力強さを称えているのです。ギリシア美術では、一貫してこうした男性の裸体表現が見られます。
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Q14.どのように使われていたのですか?
正確な用途はわかっていません。神殿に奉献されたブロンズ像であったか、あるいは単純に装飾品だったのかもしれません。
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Q15.この人物は何をしているのですか?
エウリュステウスが命じた12の功業を成し遂げた後のヘラクレスは、瞑想にふけっているようです。
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Q16.どのように作られたのですか?
蝋型鋳造技法で作られました。原型を蜜蝋で作り、上から粘土で覆って型を作ります。加熱して、型から中の蜜蝋だけを流出させ、出来上がった窪みに融解したブロンズを流し込みます。冷まして粘土の型を取り除き、出来上がったブロンズ彫像が冷えてから手直しして完成させます。
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Q17.作者は誰ですか?
小像を作った職人の名前はわかっていません。ただしこの像は、紀元前4世紀の彫刻家リュシッポスが制作した、大型ブロンズ像《休息するヘラクレス》の模刻です。リュシッポスの原作は、今日では失われてしまいました。
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Q18.ポーズには何か意味があるのですか?
英雄ヘラクレスは、棍棒に寄りかかっています。このポーズは、12の功業の苦難を経た後の休息をほのめかしています。
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Q19.左手に持っているのは何ですか?
ヘラクレスは、ライオンの皮やこん棒を持っています。これらは、彼の最初の功業となったネメアのライオン退治に由来するものです。
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Q20.元はどんな色だったのですか?
本来、ブロンズの表面には金色の光沢がありましたが、時とともに変色し、緑青(りょくしょう)で表面が暗くなっています。
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Q21.どこに飾られていたのでしょうか?
今の所、不明です。
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Q22.重さはどのくらいあるのですか?
12kgです。
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Q23.修復された箇所はありますか?
ルーヴルに収蔵される前に、ローマで修復されました。失われていた右足が復元され、古代に作られた台座が付け加えられました。後に右足のオリジナルを取得したので、ルーヴル美術館では像の隣に展示しています。棍棒はオリジナルではありません。
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Q24.どのような経緯で収蔵されたのですか?
発見の経緯について詳しいことはわかっていません。1870年に、ルーヴル美術館が、有名な収集家ミッシェル・ティシュキエヴィチから購入したものです。
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Q25.どこで発掘されたのですか?
19世紀に、イタリアのフォリーニョで発見されました。
・Q1. トリトンとテセウスは兄弟ですか?また、テセウスはポセイドンの息子ですか?
・Q2. アテナが杯の中央で真っ直ぐに立つように置くと、把手が斜めになりますが、なぜ取手は水平に付けられていないのですか?
・Q3. テセウスがアンフィトリテから神の子であることを告げられる場面に、なぜアテナが付き添っているのですか?
・Q4. トリトンがテセウスの下にいるのはなぜですか?
・Q5. お皿の内側の幾何学模様が、中国の文様に似ているのは偶然ですか?
・Q6. 一番下の人物は何をしているのですか?
・Q7. 真ん中の人物はなぜ棒を持っているのですか?
・Q8. なぜイルカが描かれているのですか?
・Q9. 元はどんな色だったのですか?
・Q10. 何でできているのですか?
・Q11. ラーメン丼によく見られる模様が描かれていますが、どうしてですか?
・Q12. この作品が作られた背景を教えてください。
・Q13. 作者は誰ですか?
・Q14. 画材は何ですか?
・Q15. この絵には、何が描かれているのですか?
・Q16. どこで発掘されたのですか?
・Q17. どこで制作されたのですか?
・Q18. 作り方、色付けの方法は?
・Q19. 重さはどのくらいあるのですか?
・Q20. 登場人物たちは戦っているのですか?
・Q21. 描かれている動物は何ですか?
・Q22. 表面と裏面の絵には関係があるのですか?
・Q23. 描かれている人物は誰ですか?
・Q24. この杯には、何が描かれていますか?
・Q25. なぜオレンジと黒で塗られているのですか?
・Q26. この杯はどのように置かれていたのでしょうか?
・Q27. 模様はどのように彫るのですか?
・Q28. この形には何か意味があるのでしょうか? 形が不安定な気がします。
・Q29. この杯はどのように用いられたのですか?
Q1.トリトンとテセウスは兄弟ですか?また、テセウスはポセイドンの息子ですか?
トリトンはポセイドンとアンフィトリテの息子です。テセウスの両親については、二つの伝承があります。人間とする伝承では、アイゲウスとアイトラの息子とされますが、神の血を引くとする伝承では、ポセイドンとアイトラの息子とされます。
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Q2.アテナが杯の中央で真っ直ぐに立つように置くと、把手が斜めになりますが、なぜ取手は水平に付けられていないのですか?
杯は、展示のように、描かれた地面の線が水平になるよう置かれるのが普通です。この杯の場合、陶器画家や陶工にとっては、円形の場面と把手の向きが合ってなくてもあまり重要でなかったのでしょう。
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Q3.テセウスがアンフィトリテから神の子であることを告げられる場面に、なぜアテナが付き添っているのですか?
女神アテナは、しばしば、ペルセウスやヘラクレス、テセウスのような英雄の守護女神の役割を果たしていました。
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Q4.トリトンがテセウスの下にいるのはなぜですか?
この場面は、3頭のイルカや、半人半魚の海神トリトンが描かれていることからもわかるように、海の底が舞台になっています。トリトンは、若き英雄テセウスに付き添い、手の平で彼を支えています。
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Q5.お皿の内側の幾何学模様が、中国の文様に似ているのは偶然ですか?
メアンダー紋(雷紋)は、別名「ギリシア紋」とも呼ばれ、古代ギリシアの様々な工芸品や建築に使われた装飾文様です。中国の影響ではありません。
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Q6.一番下の人物は何をしているのですか?
彼はアンフィトリテとポセイドンの息子、トリトンで、テセウスの足を支えています。
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Q7.真ん中の人物はなぜ棒を持っているのですか?
真ん中の女神アテナが持っているのは槍です。戦争を表す、アテナの持物(アトリビュート)の一つです。
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Q8.なぜイルカが描かれているのですか?
イルカは、この場面が海底であることを示しています。
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Q9.元はどんな色だったのですか?
これが元の色です。
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Q10.何でできているのですか?
粘土でできています。
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Q11.ラーメン丼によく見られる模様が描かれていますが、どうしてですか?
メアンダー紋(雷紋)はギリシアでよく使われる模様で、ここでは、主要場面が展開されているメダイヨン(杯内側の見込み)を囲っています。
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Q12.この作品が作られた背景を教えてください。
この豪華な杯は、おそらくエトルリア(イタリア)人の注文主のために作られたと思われます。
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Q13.作者は誰ですか?
この杯は、壺を得意とした陶器画の巨匠でその後紀元前500年頃に陶工に転身したエウフロニオスによって形成されました。彼の署名が、見込み(杯の底の円形画面)の中に描かれているテセウスの横に入っています。絵付けは、オネシモスによるとされています。エウフロニオスの様式を継承した陶器画家の一人です。
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Q14.画材は何ですか?
陶器画家は、装飾を施すために通称「黒ニス」と呼ばれる顔料を使っていました。きめの細かい粘土から得られる、こげ茶色のクリーム状の顔料で、焼くと金属的な光沢を放つ黒に焼きあがります。
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Q15.この絵には、何が描かれているのですか?
アテナイの英雄、テセウスの様々なエピソードが杯全体に表されています。海の底で、海の女神アンフィトリテが、テセウスに冠を渡す場面が描かれています。冠は、彼が神の血を引くことを象徴しています。傍らでは、女神アテナが見守っています。
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Q16.どこで発掘されたのですか?
多くのギリシアの壺と同様に、この作品もイタリアのチェルヴェーテリで発見されました。古代ギリシア陶器は、主にエトルリア(イタリア)に輸出されていました。
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Q17.どこで制作されたのですか?
制作地はアテナイです。アテナイは陶器産業の中心地の一つで、市内の「陶工地区」には、陶器画家と陶工の工房がひしめいていました。
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Q18.作り方、色付けの方法は?
杯の制作には二人の職人が携わりました。陶工エウフロニオスが、ろくろで成形し、陶器画家オネシモスが、赤像式技法で装飾を施しました。絵具の黒と陶土のオレンジの2色で占められています。赤像式技法では、陶土の自然な色を残して人物像を表し、一方、背景と人物の内側の細い部分を黒で彩色します。
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Q19.重さはどのくらいあるのですか?
約500グラムです。
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Q20.登場人物たちは戦っているのですか?
はい、格闘しています。
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Q21.描かれている動物は何ですか?
テセウスと格闘する、マラトン付近を荒らし回っていた雄牛です。
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Q22.表面と裏面の絵には関係があるのですか?
杯に描かれている様々な場面は、どれも英雄テセウスを描いており、その偉業を称えています。
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Q23.描かれている人物は誰ですか?
テセウスが、盗賊のスキロン、プロクルステス、ケルキュオンと格闘しています。
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Q24.この杯には、何が描かれていますか?
杯の外側には、テセウスの4つの偉業が描かれています。英雄テセウスは、アテナイへ向かう道中で、スキロン、プロクルステス、ケルキュオンの3人の盗賊に出会って戦い、またマラトンでは、雄牛を退治したといわれます。
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Q25.なぜオレンジと黒で塗られているのですか?
どちらも、用いられている素材の色です。アテナイの粘土は酸化鉄を豊富に含むため、焼成によってこのようなオレンジ色になります。黒色も、焼成時の一連の化学変化によるものです。
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Q26.この杯はどのように置かれていたのでしょうか?
杯にはかつて脚が付いていましたが、現在は残っていません。
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Q27.模様はどのように彫るのですか?
彫るのではなく、画家が筆で模様を施します。
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Q28.この形には何か意味があるのでしょうか? 形が不安定な気がします。
杯は普通、シュンポジオン(饗宴)において葡萄酒を飲むために使われました。壊れやすいのですが、大量に発見されています。この作品は、豪華な装飾や大きさからみて儀式用だったと思われます。残念ながら、脚は発見されていません。
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Q29.この杯はどのように用いられたのですか?
杯は普通、宴会列席者たちが葡萄酒を飲むために用いられていました。この杯は非常に豪華で大きく作られていることから、宗教的な儀式に用いられていたと思われます。
・Q1. ディオニュソスは葡萄酒の神ですが、当時の葡萄酒の造り方は現在とどのように違いますか?
・Q2. 仮面の裏側に書かれている数字は何ですか?
・Q3. テラコッタは割れやすいように思われますが、二千年を経るだけの耐久性があるのですか?
・Q4. 仮面を装飾として掛けていた時、穴には何を通して固定したのですか?
・Q5. ギリシアでは、今でも当時のように葡萄酒を水で薄めて飲むのでしょうか?
・Q6. 当時、彩色が施されていたとのことですが、どのような顔料が用いられたのですか?
・Q7. ディオニュソスの仮面の重さはどれくらいですか?
・Q8. 連作とのことですが、他の仮面もあるのでしょうか?また、他の神々の同じような仮面も出土しているのでしょうか?
・Q9. この仮面は何のために作られたのですか?
・Q10. 実際に仮面として使われていたのですか?
・Q11. 頭にかぶっているものは何ですか?
・Q12. この仮面はどのように装着されていたのですか?
・Q13. 髪型とひげについて教えてください。
・Q14. 他にも同じようなものが存在するのですか?
・Q15. なぜ顔だけが表現されているのでしょうか?
・Q16. 元はどんな色だったのですか?
・Q17. 何でできているのですか?
・Q18. どこで発掘されたのですか?
・Q19. 作者は誰ですか?
Q1.ディオニュソスは葡萄酒の神ですが、当時の葡萄酒の造り方は現在とどのように違いますか?
古代ギリシアの葡萄酒の製造方法は現在と同じです。
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Q2.仮面の裏側に書かれている数字は何ですか?
この数字は作品の所蔵番号です。
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Q3.テラコッタは割れやすいように思われますが、二千年を経るだけの耐久性があるのですか?
テラコッタは丈夫な素材ですが、割れやすくもあります。割れた状態で発見され、修復の際に元の形に復元されたものもあります。
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Q4.仮面を装飾として掛けていた時、穴には何を通して固定したのですか?
これらの穴は、皮紐や金属を通して用いられました。
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Q5.ギリシアでは、今でも当時のように葡萄酒を水で薄めて飲むのでしょうか?
現代ギリシアでは、葡萄酒を水で割らずに飲みます。
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Q6.当時、彩色が施されていたとのことですが、どのような顔料が用いられたのですか?
古代では、有機物や鉱物あるいは動物性の、様々な顔料が使われていました。前者としては、アカネ(植物)のバラ色、テールベルト(緑色土)または孔雀石の緑色、黄土の黄色、赤鉄鉱の赤色、エジプト青色、後者としては、骨貝の紫色が知られています。
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Q7.ディオニュソスの仮面の重さはどれくらいですか?
この仮面の重さは約500グラムです。
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Q8.連作とのことですが、他の仮面もあるのでしょうか?また、他の神々の同じような仮面も出土しているのでしょうか?
ディオニュソス神の他の仮面や胸像は数多く発見されています。それらは同一タイプに属しており、このデジタルキャプションでも紹介されています(CA 625およびMNC 752)。
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Q9.この仮面は何のために作られたのですか?
この仮面はディオニュソスの崇拝のために用いられました。ただ具体的な用途はわかっていません。神殿に捧げられた奉納品であったか、あるいは宗教的な祭儀に用いられたのかもしれません。
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Q10.実際に仮面として使われていたのですか?
このようなテラコッタの仮面は、人が実際に付けたものではありません。古代ギリシアでは、仮面は、役者が舞台で演じる時に使われましたが、革、布、木などの腐敗する素材で作られていたため、現在は残っていません。
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Q11.頭にかぶっているものは何ですか?
ディオニュソスはここでは、パルメット紋様を施した冠をかぶっています。
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Q12.この仮面はどのように装着されていたのですか?
人が付ける仮面ではなく、冠とひげの中に開けられた4つの穴を用いて吊り下げて使われていたようです。いくつかの陶器にも描かれているように、当時の慣習で柱に取り付けられることもありました。
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Q13.髪型とひげについて教えてください。
髪とひげは巻き毛で波打っており、別段変わったところはありません。しかし髪に絡む葡萄の房が、葡萄酒と葡萄の神ディオニュソスを想起させます。
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Q14.他にも同じようなものが存在するのですか?
同じ様な仮面が幾つか存在し、中にはまだ彩色が残されているものもあります。主に、アッテイカ(アテナイ周辺の地方)とボイオティア(ギリシア中部の地方)で制作されていたようです。
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Q15.なぜ顔だけが表現されているのでしょうか?
ギリシアの神々がみなそうであるように、ディオニュソスも人間の姿で表され、時には顔だけ、つまり仮面で表されることもありました。ディオニュソスは演劇の守護神で、当時は全ての役者が仮面を付けて演じたので、仮面によって表されたのかもしれません。
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Q16.元はどんな色だったのですか?
テラコッタ(粘土)の仮面には、元は彩色が施されていましたが、残念ながら今は退色しています。科学的分析を行うと、オークル色の痕跡が肌の上にごくわずかに残っているのが確認できます。
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Q17.何でできているのですか?
素材は粘土です。
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Q18.どこで発掘されたのですか?
ギリシア中部の地方、ボイオティアで発掘されました。きっとそこで制作されたのでしょう。
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Q19.作者は誰ですか?
「コロプラット」と呼ばれる職人たちによって、神々を称えるため、あるいは副葬品として、こうしたテラコッタの小像がたくさん作られました。ルーヴル所蔵のこの仮面は、紀元前5世紀のボイオティア人の職人によって作られましたが、名前は分かっていません。
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©2013 Louvre - DNP Museum Lab