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観覧ルートの最初は、ルーヴル美術館のイスラム美術部門と、新たにオープンする展示室を映像と音声で紹介します。ルーヴル美術館の、ヴィスコンティの中庭に新たに建設される展示室は、ルーヴルにとって、ピラミッド建設以来の最も大きなプロジェクトのひとつです。 |
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イスラム教は、7世紀初頭のアラビア半島で、預言者ムハンマドが樹立しました。その後、ムハンマドが指導するイスラム共同体による大規模な征服が始まり、2世紀にわたって続きました。イスラム中央集権国家は、8世紀中頃には、西はスペインから東はパキスタンまでひろがりました。この時代に起こった主要な出来事を、ガラス面の壁に映し出した地図と映像で解説します。 |
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スーサはイスラム文明の初期に主要な商業都市のひとつとして繁栄しました。この時代におけるスーサ発展の様子や、地理的背景に関する情報が、ガラス面の壁に映し出す映像で描かれます。 |
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スーサの町を立体的な模型で復元します。模型上にある建物や位置を表すポイントに触れると、その建物や、そこで発掘された美術品などの詳しい情報が目の前に表示されます。このシステムは2人同時に操作することができます。 |
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6000年以上昔に遡る、都市スーサの発展と衰退の歴史や、19世紀中頃のスーサの再発見、そして、それに続いて行われた数々の発掘調査の歴史を、超高精彩映像で紹介します。 |
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発掘品の中の「水差し」や「受け皿」は、もっとも古い装飾技法である型押しによって作られていました。これらの形や模様は、古代のイランやアジア全域に普及していたものとよく似ており、時代や地域が異なる他の発掘品との共通点が多いことがわかっています。 |
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中国の白磁を真似て作られた白い陶器にも、イスラムならではの装飾がほどこされました。酸化コバルトによる美しい藍色の彩色やアラビア文字を模倣した文様など、ここに展示された2つの作品は、イスラムらしい特徴がその最初期に見られる貴重なものです。 |
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イスラム世界で陶芸の技法として発展した「ラスター彩」は、陶器に金属器のような独特の光沢と色彩を与えました。そこに描かれている模様や色調を詳しく見ることで、作品理解の手がかりが得られるでしょう。 |
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展示されている「ラスター彩」の皿は、発掘された陶片をもとに、古くから周辺地域に広く伝えられてきた文字や模様の研究成果を加味して修復したものです。ここでは、映像とCGを組み合わせたAR(オーグメンティッド・リアリティ:拡張現実)という技術を用い、これまでにない作品鑑賞を試みています。修複された部分や注目していただきたいポイントを、実際の作品にCGによる映像を合成することで直接的に説明します。 |
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イスラム美術独特の革新的な技法であったラスター彩の技法は、イスラム文化圏の、遠くは東南アジアにまで広く伝播します。ディスプレイ上の地図には、ラスター彩の陶器が発見、生産された場所が示されており、その場所にタッチすると、出土した陶器の情報を紹介します。 |
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イスラム美術の特徴的な陶器制作の技法である「型押文」「青と白の白釉藍彩」「ラスター彩」について、ディスプレイ上の、各製造技法の知りたい工程をタッチすると、当時の陶工たちの技術を動画で紹介します。 |
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