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ミュージアムラボの第2回展は、悠久の歴史を秘めた“タナグラ”が登場します。このテラコッタの小像は、西洋美術の原点、古代ギリシアに産声をあげ、その多くは女性を象(かたど)ったものです。1878年のパリ万博で熱狂的な人気を博したタナグラは、その名の由来となった古代ギリシアの都市名にとどまらず、繊細で優美な女性らしさの同義語となりました。本展では、日本初公開となるタナグラの代表作3点をご鑑賞いただけます。また、ルーヴル美術館のタナグラ研究者による音声ガイドに導かれながら、最新の映像・情報技術を組み合わせた多彩なマルチメディアコンテンツをお楽しみいただき、立体作品を鑑賞するポイントや考古学への理解を深めていただきます。数千年の時空を越えて現代に蘇る小像タナグラの世界を、ミュージアムラボの新しい作品鑑賞体験で余すことなくご堪能ください。
ティトゥーの踊り子
紀元前375-350年頃/
高さ21.0cm
外衣を纏った女性
紀元前330-200年頃/
高さ25.3cm
ファイノメリデの像
紀元前150-100年頃/
高さ42.0cm
今回ルーヴル美術館からやってくるのは、日本で初めて公開される3体の「タナグラ」。
古代ギリシアで生まれ、19世紀末のパリを熱狂させた優美なるテラコッタの小像です。
ミュージアムラボの体験スペースでは、古代ギリシアの専門家が一緒にまわりながら解説してくれるような臨場感あふれる音声ガイダンスとともに、7つのディスプレイ・コンテンツをめぐっていただきます。
タナグラ / パリ、ルーヴル美術館蔵 © Photo DNP / René-Gabriel Ojéda